不断(読み)フダン

デジタル大辞泉の解説

[名・形動]
とだえないで続くこと。また、そのさま。「不断な(の)努力」
決断力に乏しいこと。また、そのさま。「優柔不断
(「普段」とも当てて書く)日常のこと。副詞的にも用いる。平生(へいぜい)。いつも。「不断の心がけ」「不断から注意している」「不断テレビはあまり見ない」
普通[用法]
[アクセント]12はフダン3ダン。

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大辞林 第三版の解説

[0][1] 名 ・形動 [文] ナリ 
絶えないこと。いつまでも続くこと。また、そのさま。 -の努力 掘ぬきの水が-に流れてゐた/黴 秋声
決断力がない・こと(さま)。 優柔-
[1]
現代では多く普段と当てて書かれる いつもその状態であること。日頃。副詞的にも用いる。 人間は-が大切だ -心掛けている健康法

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 (形動)
① 物事が絶えないこと。絶え間なく続くこと。また、そのさま。
※宇津保(970‐999頃)菊の宴「忠こその阿闍梨も、大願を立てて、聖天の法をふだんに行ひ」 〔漢書‐劉向伝〕
② (あて字で「普段」とも。副詞的にも用いる) いつも同じようであること。はじめからすこしも変わらないこと。いつもの状態であるさま。いつも。へいぜい。通常。日常。〔名語記(1275)〕
※浮世草子・好色一代女(1686)三「美女美景なればとて、不断(フダン)見るにはかならずあく事身に覚て」
③ 決断力がないこと。ぐずぐずしていること。また、そのさま。〔漢書‐元帝紀賛〕
[補注]②の意味に対応するようにあてられた表記は「平常」「平日」「平生」のほか、「平素」(永井荷風「腕くらべ‐一八」)などが見られる。現在使用されている「普段」は明治以降のあて字。

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世界大百科事典内の不断の言及

【暦注】より

…しかし,戦後になって出版の自由は暦注の自由となり再び盛大に行われるようになった。暦注の日取りについては節切り,月切り,不断の三つの方法がある。節切りとは節月を用いることで,例えば江戸時代最高の凶日とされた黒日は,正月は戌(いぬ)の日,2月は辰(たつ)の日というように月によって異なる十二支の日が当てられるが,この場合の正月とは正月節立春から2月節啓蟄(けいちつ)の前日までのことで暦月ではない。…

※「不断」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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