男になる(読み)オトコニナル

デジタル大辞泉 「男になる」の意味・読み・例文・類語

おとこにな・る

一人前の男になる。また古く、元服する意でいう。
初めて女性肉体関係をもつ。
僧が俗人となる。還俗げんぞくする。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「男になる」の意味・読み・例文・類語

おとこ【男】 =に[=と] なる

① 元服して一人前の男になる。
※大鏡(12C前)六「殿のきむだちのまだおとこにならせ給はぬ」
② 転じて、一人前の働きのある男になる。立派な男になる。
人情本・清談若緑(19C中)初「金之介は十九歳、やや男装(ヲトコ)になるにしたがひ、色は白く眉秀で、背も高からず低からず」
還俗(げんぞく)する。僧が俗人にもどる。
※水鏡(12C後)下「此大師も力無押して男に成給ひて、頭を裹みて御座せし御事也き」
④ 女性との性交を経験する。
⑤ 女が年老いて月経が閉鎖する。⇔女になる

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