笹原正三(読み)ささはら しょうぞう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「笹原正三」の解説

笹原正三 ささはら-しょうぞう

1929- 昭和後期-平成時代のレスリング選手,指導者。
昭和4年7月28日生まれ。中央大4年でフリースタイルフェザー級の日本一。決め技の「マタサキ」で無敵をほこり,昭和29年,31年の世界選手権で連勝。31年メルボルン五輪で金メダル無敗のまま引退し,きびしい指導で日本をレスリング王国にひきあげる。平成元年日本アマチュアレスリング協会会長。2年JOC理事。日本レスリング協会会長,日本オリンピアンズ協会副会長などを歴任。山形県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の笹原正三の言及

【レスリング】より

…全日本選手権大会(フリースタイルのみ)は34年に始まり,ライト級の風間栄一をはじめ,川守田順一郎,秋田勇太郎らの選手が優勝した。 第2次世界大戦後,第15回ヘルシンキ・オリンピック大会(1952)では石井庄八(フリースタイル・バンタム級)が日本人初の金メダルを獲得したほか5名の選手全員が入賞,続く第16回メルボルン大会(1956)でも,笹原正三,池田三男がフリースタイルのフェザー級とウェルター級に優勝し,イラン,トルコに次いで総合3位の成績を残した。57年にはグレコローマンスタイルも導入され,第17回ローマ大会(1960)にはフリースタイル,グレコローマンスタイル両種目に選手団を送ったが惨敗。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」