筵帆(読み)むしろほ

精選版 日本国語大辞典 「筵帆」の意味・読み・例文・類語

むしろ‐ほ【筵帆】

〘名〙 (「むしろぼ」とも) 藁(わら)などを編んで作った筵を縦横につなぎ合わせて帆としたもの。近世初期まで主用されたが、その後の木綿帆普及一部荷船漁船で使われる程度となった。ござ帆。
談義本・化物判取牒(1755)三「莚帆(ムシロボ)を引て三四里も岸をはなれたらんと思ふ頃」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android