背越(読み)せごし

精選版 日本国語大辞典 「背越」の意味・読み・例文・類語

せ‐ごし【背越】

〘名〙 魚の作り方一つ。鮒・鮎・鯎(うぐい)などの小魚の頭・内臓ひれを除き、骨付のまま小口から三~五ミリメートルの厚さに切る切り方をいう。
庖丁聞書(室町末か)「越川鱠といふは。かぢかと云魚を背越にして焼かしらをちらし上に盛也」
談義本・化物判取牒(1755)二「夕めしの菜の背越(セゴシ)のから、鰺の鱗に」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android