蜻蛉領巾(読み)アキツヒレ

デジタル大辞泉 「蜻蛉領巾」の意味・読み・例文・類語

あきつ‐ひれ【蜻蛉領巾】

トンボの翅のように、薄くて美しい領巾
「わが持てる真澄鏡まそみかがみに―負ひめ持ちて馬買へわが背」〈・三三一四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「蜻蛉領巾」の意味・読み・例文・類語

あきつ‐ひれ【蜻蛉領巾】

〘名〙 (「あきづひれ」とも) トンボのはねのように、薄く織った布で作った美しい領巾(ひれ)上代、婦人装飾具の一つ
万葉(8C後)一三・三三一四「たらちねの 母が形見と わが持てる 真澄鏡(まそみかがみ)に 蜻領巾(あきづひれ) 負ひ並め持ちて 馬買へわが背」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android