西方指南抄(読み)さいほうしなんしょう

精選版 日本国語大辞典 「西方指南抄」の意味・読み・例文・類語

さいほうしなんしょう サイハウシナンセウ【西方指南抄】

法然の遺文録。六冊。親鸞筆。康元二年(一二五七)の奥書がある。親鸞自筆本は縦二八センチメートル、横一八センチメートルの袋綴(ふくろとじ)、片仮名交り文で弟子覚信顕智の忠実な写本と共に国宝となっている。三重県専修寺蔵。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「西方指南抄」の意味・わかりやすい解説

西方指南抄
さいほうしなんしょう

親鸞著。6冊。法然の言行録。親鸞 85歳 (1257) 時に完成。法然伝の最も古いものを含む点などから法然,親鸞研究の第1史料としての価値がある。

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