邪気乱(読み)ジャケラ

デジタル大辞泉 「邪気乱」の意味・読み・例文・類語

じゃけら【邪気乱】

[名・形動ナリ]《語源未詳。「邪気乱」は当て字》取るに足りないこと。また、そのさま。
狂言は…―なる事を、しんにすべし」〈わらんべ草

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精選版 日本国語大辞典 「邪気乱」の意味・読み・例文・類語

じゃけ‐ら【邪気乱】

〘名〙 (形動) (「邪気乱」は当て字)
① 取るに足りないつまらないこと。たわいない戯れごと。まともでなく、らちもないこと。また、そのさま。
※わらんべ草(1660)三「狂言はしんなる事を、おかしく、じゃけらなる事を、しんにすべし」
② はでで目立つこと。おもしろみのあること。また、そのさま。
四河入海(17C前)一九「只一篇の詩なれども、得妙こそよけれ、世間繁多なる、しゃけらなしの文章はいやであるぞ」

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