重政誠之(読み)しげまさ せいし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「重政誠之」の解説

重政誠之 しげまさ-せいし

1897-1981 昭和時代官僚,政治家
明治30年3月20日生まれ。重政庸徳(ようとく)の弟。大正12年農商務省にはいり,農商次官,農林次官を歴任。昭和23年昭和電工疑獄事件に連座。27年衆議院議員(当選6回,自民党)。河野一郎派に属し,第2次池田内閣の農相をつとめた。昭和56年6月3日死去。84歳。広島県出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の重政誠之の言及

【昭電疑獄】より

…48年4月,衆議院不当財産取引調査委員会がこの問題を取り上げてから政治問題となり,警視庁は5月22日,昭和電工本社を強制捜査,6月23日には日野原を逮捕した。事件は拡大し,9月に元農林政務次官重政誠之,大蔵省主計局長福田赳夫,民主自由党顧問大野伴睦,興業銀行副総裁二宮善基,経済安定本部長官・前蔵相栗栖赳夫,10月には前副総理西尾末広らが逮捕された。芦田内閣は10月7日ついに総辞職し,芦田も12月7日に逮捕された。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」