雀鷹・雀鷂(読み)つみ

精選版 日本国語大辞典 「雀鷹・雀鷂」の意味・読み・例文・類語

つみ【雀鷹・雀鷂】

〘名〙 タカ科の鳥。全長は雌で約三〇センチメートル、雄は約二六センチメートルで日本産のタカ類中最小。体重は雌が約一四〇グラム、雄は約九〇グラムと差がある。上面は暗色で、下面は雌では白に暗色の横縞が多数あり、雄では胸腹が黄赤褐色、尾羽には暗色の帯がある。日本から中国にかけて分布し、秋冬には東南アジアに渡るが、日本には一部残留するものがある。森林棲で小鳥主食とし、自分と同じくらいの大きさの鳥まで捕(と)る。雌雄の大きさと羽色が異なるため、雌をツミ、雄をエッサイと呼んでいた。《季・秋》 〔十巻本和名抄(934頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android