雁鼻の沓(読み)カリハナノクツ

デジタル大辞泉 「雁鼻の沓」の意味・読み・例文・類語

かりはな‐の‐くつ【×雁鼻の×沓】

先端を高く反らせた形に作った黒漆塗りの浅沓あさぐつかりはな。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「雁鼻の沓」の意味・読み・例文・類語

かりはな【雁鼻】 の 沓(くつ)

(形が雁の鼻から嘴(くちばし)の先にかけてのかっこうに似ているところから) 祭祀法会の際に用いる履物一種爪先の鼻を高くそらせた黒漆塗りの浅沓(あさぐつ)。がんびぐつ。かりはな。
延喜式(927)一五「十一月新嘗料、別鞋一両送縫殿寮、不祭所之時、以雁鼻沓

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android