鳥羽屋里長(3世)(読み)とばやりちょう[さんせい]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「鳥羽屋里長(3世)」の意味・わかりやすい解説

鳥羽屋里長(3世)
とばやりちょう[さんせい]

常磐津節富本節清元節三味線方。常磐津節三味線方岸沢八五郎の門弟。初名古市。文政9 (1826) 年2世八五郎襲名。天保 10 (39) 年,師とともに佐々木改姓。同 14年清元に転じ清元八五郎となり,弘化3 (46) 年不和のため富本に転じ,里長の名を復活して3世となった。富本『六玉川』『恵方万歳』などを作曲

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世界大百科事典(旧版)内の鳥羽屋里長(3世)の言及

【六玉川】より

…箏曲の組歌は宝暦(1751‐64)ころ三橋(みつはし)検校の作曲。富本は本名題を《草枕露の玉歌和(たまがわ)》,1846年(弘化3)3世鳥羽屋里長(とばやりちよう)の作品が現在も残る。清元は富本からの移曲。…

※「鳥羽屋里長(3世)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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