鷲津(読み)わしづ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「鷲津」の意味・わかりやすい解説

鷲津
わしづ

静岡県湖西市(こさいし)の浜名湖に臨む地区江戸時代東海道筋から外れ、農業と湖内漁業を中心としたが、東海道本線鷲津駅の設置で、駅周辺に紡績・機械関連工場が立地し、商業発展豊田佐吉(とよださきち)の生誕地として有名で、豊田佐吉記念館がつくられている。

[川崎文昭]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の鷲津の言及

【湖西[市]】より

…国道1号線に沿う白須賀は中世以来の東海道の宿場町として繁栄したが,明治期に東海道本線が北に迂回して開業したため衰えた。現在の中心集落は豊田佐吉の出身地鷲津である。明治期に始まった製糸業は大正以降織布業に代わり,1929年の富士紡績の進出のほか,鷲津を中心に多くの中小工場が集中した。…

※「鷲津」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android