『羅生門』(読み)ラショウモン

とっさの日本語便利帳 「『羅生門』」の解説

『羅生門』

芥川龍之介
或日の暮方の事である。一人下人が、羅生門の下で雨やみを待っていた。
広い門の下にはこの男の外に誰もいない。唯、所々丹塗の剥げた、大きな円柱に、蟋蟀一匹とまっている。\(一九一五)

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