暮方(読み)くれつかた

精選版 日本国語大辞典 「暮方」の意味・読み・例文・類語

くれ‐つ‐かた【暮方】

〘名〙
① 日の暮れるころ夕方。くれがた。
※後撰(951‐953頃)秋中・三四八・詞書「すまひのかへりあるじのくれつかた、をみなへしををりてあつよしのみこのかざしにさすとて」
② 年や季節などの終わりに近いころ。
源氏(1001‐14頃)若菜下「年のくれつかたは、対などにはいそがしく」

くらし‐かた【暮方】

〘名〙 生活して行くための方法手段。生活のしかた。暮らし向き。
※俳諧・誹讔三十棒(1771)「ほどなくくらしかたのふりまはしもどふやら斯(か)うやら〈略〉よくなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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