アイ・しげる・たちこめる

普及版 字通 の解説


20画

[字音] アイ
[字訓] しげる・たちこめる

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(謁)(えつ)。〔説文〕三上に字を言部に属し、「臣、力を盡すことの美なり」とし、声とする。〔詩、大雅、巻阿〕「たる王の多吉士」の義によって解するが、字の本義は、草木の盛んに茂るさまをいう。

[訓義]
1. しげる。
2. たちこめるように茂る。もののたちこめるさまをいう。

[古辞書の訓]
名義抄 タナビク・サカリ・オホキナリ・イロヤム・カクル・クラシ・オホフ 〔字鏡集〕 ヲホキナリ・シゲシ・タナビク・サカリ・マサリ・イロ・カクル・クラシ・オホフ・サカユ・ヤム

[語系]
をまた曖曖に作り、(あんあい)を靄(あんあい)に作る。・靄at、曖tは声義近く、一系の語である。

[熟語]

[下接語]
・暗・闇・隠・翳・遠・森・紛・暮・芳・黝・杳・窈・流・淪

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む