普及版 字通 の解説
20画
[字訓] しげる・たちこめる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(謁)(えつ)。〔説文〕三上に字を言部に属し、「臣、力を盡すことの美なり」とし、声とする。〔詩、大雅、巻阿〕「たる王の多吉士」の義によって解するが、字の本義は、草木の盛んに茂るさまをいう。
[訓義]
1. しげる。
2. たちこめるように茂る。もののたちこめるさまをいう。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 タナビク・サカリ・オホキナリ・イロ・ヤム・カクル・クラシ・オホフ 〔字鏡集〕 ヲホキナリ・シゲシ・タナビク・サカリ・マサリ・イロ・カクル・クラシ・オホフ・サカユ・ヤム
[語系]
をまた曖曖に作り、(あんあい)を靄(あんあい)に作る。・靄at、曖tは声義近く、一系の語である。
[熟語]
▶・▶・彩▶・集▶・如▶・然▶
[下接語]
埃・暗・・・闇・隠・・・翳・遠・・森・紛・暮・芳・黝・杳・窈・流・淪
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報