普及版 字通 「アイ・ほのか」の読み・字形・画数・意味
15画
[字訓] ほのか
[説文解字]
[字形] 形声
声符は愛(あい)。〔説文〕八上に「佛(はうふつ)なり」とあり、愛はふり返って立つ人の形で、その不安定な心情をいう。かすかに見える状態。
[訓義]
1. ほのか、彷彿としたさま。
2. 心にかかる、うれえる。
3. むせぶ。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ホノカ・ヲソル・ムス・ホガラカナリ
[語系]
愛t、翳yet、uat、隱(隠)inは同系の語。鬱iut、燠iukも声義近く、さだかでない、うちにこもる、心がむすぼれる意のある字である。
[熟語]
▶・而▶・然▶・逮▶・▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報