日本大百科全書(ニッポニカ) 「アオガラ」の意味・わかりやすい解説 アオガラあおがらblue tit[学] Parus caeruleus 鳥綱スズメ目シジュウカラ科の鳥。全長11センチメートル。背面は青く腹面は黄色、顔は白くほおを取り巻く黒い枠があり、のどは黒色、頭頂は青い。日本にはいないが、ユーラシア大陸の西部に広く分布し、アフリカ北部にまで及ぶ。広葉樹林や混合林にすみ公園など人家周辺の樹木にもよく現れる。木の幹や枝、やぶの枝、地上などで餌(えさ)を探し、足で押さえてつつく。朝配達されたミルク瓶の蓋(ふた)をあけてしまうこともある。巣は樹洞につくり、巣箱をよく利用する。活発に動き昆虫や種子を食べる。[中村登流] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例