あからめさす

精選版 日本国語大辞典 「あからめさす」の意味・読み・例文・類語

あからめ さす

(「さす」は、語源、語義未詳。本居宣長は「為(す)」というのに同じで、「目をさす」は「物を見やること也」という。また、「映(さ)す」と当てる説もある) にわかに、他へ目を移す。また、ふと他へ目が移ったかのように、あるものの姿を急に見失う。→あからめ③。
書紀(720)景行四〇年一〇月(寛文版訓)「何の禍(わさはい)ぞも、何の罪ぞも、不意之間(ゆくりもな)く、我が子を倐亡(アカラメサス)こと」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android