最新 地学事典 の解説
アショロカズハヒゲクジラ
学◆Aetiocetus polydentatus
始新世後期~漸新世に出現した,いわゆる歯のあるヒゲクジラの科Aetiocetidaeの種の一つ。同科は,上顎骨・下顎骨がヒゲクジラの特徴をもちながら,機能歯があり,異型歯性~同型歯性の多様性を示す。科内の多くは哺乳類の基本歯式を保つが,本種は各顎左右に同型歯化(単咬頭(こうとう)化)した14~16本の歯をもち,種小名のもととなった。頸椎(けいつい)が前後に厚いなど原始性も示す。足寄(あしよろ)動物群を構成する。
執筆者:澤村 寛
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

