デジタル大辞泉
「漸新世」の意味・読み・例文・類語
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漸新世
ぜんしんせい
Oligocene
地質時代の時代区分の一つで、新生代の古第三紀を三つに分けたときの最後の時期。およそ3390万年前から2303万年前までの時代をいう。漸新世に形成された地層を漸新統という。気候はしだいに寒冷化した。著しい海退期にあたり、地層の分布が狭い。この時代の後半にはヒマラヤ―アルプス山脈で激しい造山運動が始まり、その後の激しい隆起で現在のような山脈ができた。動物界では現在と共通する種はまだきわめて少ない。
[山口寿之 2015年8月19日]
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漸新世 (ぜんしんせい)
Oligocene
地質時代の区分の一つ。新生代第三紀の中ごろ,約3800万年前から2500万年前までの時代。この時代は前の始新世の海進期に続く海退期で,世界中で地層の欠如している地域が多い。日本でも西南日本の太平洋岸を除いては,小区域に分布するだけである。気候は現在程度か,現在よりやや温暖。この時代の中ごろから,それまで広い海域であったアルプス・ヒマラヤ地帯に陸地が現れ,その後の著しい隆起の前駆をなしている。
→地質時代
執筆者:鎮西 清高
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の漸新世の言及
【古第三紀】より
…この時代は大型有孔虫の[ヌンムライト](貨幣石)の化石が多いため,フランスなどでは貨幣石紀とよぶ。古第三紀は古いほうから,暁新世,始新世,漸新世に三分され,暁新世と始新世の境界は5500万年前,始新世と漸新世の境界は3800万年前とされる。古第三紀は原始哺乳類の時代で,現在みられる哺乳類の多くのグループの祖先型が出現した。…
※「漸新世」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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