あたね

精選版 日本国語大辞典 「あたね」の意味・読み・例文・類語

あたね

  1. 〘 名詞 〙 上代染料を製した植物の一つ。蓼藍(たであい)の類か。
    1. [初出の実例]「やまがたに まきし阿多尼(アタネ)(つ)き 染めきが汁に しめころもを まつぶさに とりよそひ」(出典古事記(712)上・歌謡)

あたねの補助注記

あかね」と音が通じる。また「あかね」の誤りとして、「茜(あかね)」とする説、原文「阿多尼」を「阿多豆(アタデ)」の誤りとして、「藍蓼(あいたで)」のこととする説などがある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む