アダメロ岩(読み)アダメロがん(その他表記)adamellite

岩石学辞典 「アダメロ岩」の解説

アダメロ岩

優白質な粗粒深成岩で,全長石の35~65%がアルカリ長石で,石英が5~20%の酸性岩をアダメロ岩または石英モンゾニ岩(quartz monzonite)という.アダメロ岩はカスレーンが正長石を含むトナル岩(tonalite)に命名したもので[Cathrein : 1890],その後ブレガーが全長石の1/3から2/3が斜長石と再定義した[Brögger : 1895].一般にアダメロ岩は石英モンゾニ岩と同意語として扱われているが,ブレガーは石英モンゾニ岩はSiO2が67%以上のものに限って使用した[Brögger : 1895].岩石名は南ティロルのアダメロ山(Monte Adamello)の地名に由来する.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む