岩石学辞典 「石英モンゾニ岩」の解説 石英モンゾニ岩 ブレガーが命名した岩石名で[Hauer & Stache : 1863, Broegger : 1895],石英に富むモンゾニ岩であり独立した名称ではない.この種の岩石類は互いに組成的に連続するので区別が明確でない.ブレガーはアダメロ岩の中でSiO2が67%以上含まれるものに限って石英モンゾニ岩とした.リンドグレンは一般の花崗岩で斜長石成分がAn30~50%の岩石とし,範囲は正長石(20~40%),斜長石(40~20%),石英(40%)およびマフィック鉱物としたが[Lindgren : 1900],これはアダメロ岩と同じ岩石である. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報