日本歴史地名大系 「アツウシベツ」の解説
アツウシベツ
あつうしべつ
漢字表記地名「厚別」のもとになったアイヌ語に由来する地名。コタン名のほか河川名としても記録されている。天保郷帳には「子モロ持場」のうち「アツウシベツ」とみえ、当地一帯は近代に入り
当地は「東行漫筆」に「昼休所 トウの縁ニあり アツウシヘツ」と記されるようにフウレン湖畔に位置し、昼休所は「茅立ニて囲ひもおなじ。至而麁末成仮建」であったため、「奉行衆の昼所ニは余り如何ニ付、早々取建候様可致旨」を申付けたとある(文化六年四月三〇日条)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報