山川 世界史小辞典 改訂新版 「アッシュル」の解説
アッシュル
Aššur[アッカド],Ashur[英]
ティグリス川中流域,西岸に位置する古代都市(現カルアト・シェルカト)。前2千年紀初頭には都市国家を形成し,以後アッシリア国家の首都となる。前9世紀以降,アッシリアの首都はカルフ(その後ドゥル・シャルキン,ニネヴェ)へと移ったが,アッシュル市は国家神アッシュルの神殿を擁する古都として,国家滅亡まで主要都市であり続けた。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報