日本大百科全書(ニッポニカ) 「アトランテス」の意味・わかりやすい解説 アトランテスあとらんてすatlantes ギリシア建築で男子の彫像を柱としたもの。男像柱ともいう。ギリシア神話の巨人神アトラスが天空を支えている神話に由来する。女子像はカリアティードcaryatidという。ローマ人は同様な男像柱をテラモネスTelamonesとよんだが、これはギリシアのアトラスと同じ神話をもつテラモンに由来するもの。シチリア島のアクラガスのゼウス神殿にその巨大な作例が残されている。[前田正明][参照項目] | カリアティード 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例