アヌシー国際アニメーション映画祭(読み)あぬしーこくさいあにめーしょんえいがさい(英語表記)Annecy International Animated Film Festival

知恵蔵mini の解説

アヌシー国際アニメーション映画祭

世界最大規模のアニメーション映画祭。運営は、フランスのアヌシー都市圏共同体、オート・サヴォア地方議会、アヌシー商工会議所などの支援を受ける文化協力事業公社「CITIA」。1960年、カンヌ映画祭からアニメーション部門が独立する形で創設された。長く隔年で開催されてきたが、98年以降は毎年6月に開催されている。コンペティション部門には大きく分けて長編作品部門・短編作品部門・テレビ部門・広告等の発注作品部門・卒業作品部門がある。2014年度は、日本の西久保瑞穂監督の「ジョバンニの島」が長編部門においてグランプリ・審査員賞に続く「審査員特別賞(審査員栄誉賞)」を受賞した。またコマーシャル映像部門では、新井風愉監督の「Tissue Animals」がグランプリにあたるクリスタル賞を受賞。水江未来監督の「WONDER」は、短編映画を対象にしたカナルプリュス・クリエイティブ・エイド賞を受賞した。

(2014-6-19)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

デジタル大辞泉プラス の解説

アヌシー国際アニメーション映画祭

フランス南東部の都市、アヌシーで開催されるアニメーションの国際映画祭カンヌ国際映画祭イベント一環として開催された、1956年の国際アニメーション映画祭が起源。1960年以降、会場をアヌシーに移す。1982年からは運営本部もアヌシー置かれるようになり、1998年以降は毎年開催となる。1986年以降はアニメの国際見本市MIFA」を併催し、世界各国からアニメ関係者が集まる重要イベントとなっている。世界4大アニメーション映画祭のひとつ。

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