デジタル大辞泉
「アヌシー」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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アヌシー
Annecy
フランス南東部,オート・サボア県の県都。観光保養地。人口5万2100(1999)。ジュネーブの南約43km,アヌシー湖の北西端に位置する。ローマ時代以来交通網の結節点にあたり,早くから商業で栄えた。1860年のサボアのフランス帰属後,首都としての政治的重要性は失われたが,主要な産業都市として今日に至る。ここに足跡を残した人物には,フランソア・ド・サル,ルソー等がいる。この山紫水明の地を訪れる観光客は19世紀後半のイギリス人以来,数多い。
執筆者:浜田 眞之
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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アヌシー
Annecy
フランス南東部,オートサボア県の県都。景勝地で有名なアヌシー湖の北西端に位置し,湖畔周辺の保養地の中心。周囲を丘陵に囲まれて気候も温暖。近くにはガロ・ローマ時代の町の遺跡があり,中世にジュヌボア伯領の首都として城を中心に発展したが,1401年サボイア公に譲渡され,1860年に最終的にフランスに統合された。博物館となっている城址 (15~16世紀改修) ,大聖堂 (16世紀) ,中世風の家並みなども残る。観光が主産業で,刃物,ベアリング,繊維,食品などの工業も発達。人口5万 1143 (1990) 。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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アヌシー
あぬしー
Annecy
フランス南東部、オート・サボア県の県都。リヨンの北東約100キロメートル、アヌシー湖北端に位置する。人口5万0348(1999)。食料品、織物、電子工業、製紙などが行われる。15世紀以降、1860年にフランスがサボア地方を獲得するまで、サボア議会の統治下にあった。12~16世紀の城と、16世紀の寺院が有名。哲学者ジャン・ジャック・ルソーが1728~1729年にここに住んだ。
[大嶽幸彦]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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