アビンドン(英語表記)Abingdon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アビンドン」の意味・わかりやすい解説

アビンドン
Abingdon

イギリスイングランド中南部,オックスフォードシャー県中南部,ベールオブホワイトホース地区の都市。県都オックスフォードの南約 10km,テムズ川に臨み,ホワイトホース谷を流れてくるオック川の流入点に位置する。アングロ・サクソン時代にさかのぼる町で,ベネディクト会修道院(676)を中心に発展,中世にはその勢力下に繁栄した。ヘンリー8世によって修道院が解散されたのち,1556年メアリー1世により自治都市として勅許された。イングランドで最も古いパブリック・スクールの一つアビンドン・スクール,1847年創立のラドレー・カレッジがある。テムズ河畔の保養地であるとともに,工業都市でもあり,各種軽工業が盛ん。人口 3万6010(2001)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

マイナ保険証

マイナンバーカードを健康保険証として利用できるようにしたもの。マイナポータルなどで利用登録が必要。令和3年(2021)10月から本格運用開始。マイナンバー保険証。マイナンバーカード健康保険証。...

マイナ保険証の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android