大学事典 「アフリカ大学連合」の解説
アフリカ大学連合
アフリカだいがくれんごう
アフリカ内の高等教育機関や国際的な学術コミュニティのネットワーク。メンバー間の協同の促進を目的とし,1967年にユネスコの支援をうけて発足した。本部はガーナのアクラに置かれ,46ヵ国,286の公立・私立高等教育機関が加盟している(2013年現在)。運営は各高等教育機関から支払われる会費,出版による収入,アフリカ連合やアフリカ諸国,援助機関からの寄付・譲渡金などによってまかなわれている。おもな活動に教職員の交換,奨学金の提供,ワークショップの開催,共同プロジェクトの運営,高等教育に関する情報の収集や分類・発信などがあり,年に1度,加盟国やアフリカ連合,国際機関の担当者を交えた会合を開催している。2011年から15年の戦略計画では,第1次戦略計画(2003~10年)の内容を発展させ,経済的持続性の確保と,メンバーに質的サービスを提供するためのキャパシティの拡大を目標として掲げている。
著者: 谷口利律
出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報