協同(読み)キョウドウ

デジタル大辞泉 「協同」の意味・読み・例文・類語

きょう‐どう〔ケフ‐〕【協同】

[名](スル)複数の人または団体が、力を合わせて物事を行うこと。共同。「住民協同して地域振興に努める」「産学協同
[類語]共同協力提携連携協賛参与チームワーク共催関与合同連名共有共用催合もやタイアップ

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精選版 日本国語大辞典 「協同」の意味・読み・例文・類語

きょう‐どうケフ‥【協同】

  1. 〘 名詞 〙 二人以上の人や団体などが一つ仕事のために心や力を合わせること。共同。〔新令字解(1868)〕
    1. [初出の実例]「巴力門(パーリメント)公議協同(〈注〉ドウイ)して、この法を廃せしは」(出典西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐孫程伝〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「協同」の意味・わかりやすい解説

協同(生物)
きょうどう

協同作用ともいう。生物の個体間の相互作用の一種で、関係個体すべてに有利な結果を生ずるものをいう。種内の関係では、アリミツバチのようにコロニーをつくり、分業や協力をする場合がこれにあたる。相利共生は異種間の協同作用の一種で、地衣を構成する藻と菌の関係、虫媒花(ちゅうばいか)と訪花昆虫の関係のように、それなしに2種の生存繁殖が困難な場合をいう。一方、ヤドカリとその貝殻の上に生活するイソギンチャクの関係のように、それがなくてもなんとか生存できる場合を原協同作用といい、前者と区別する。

[岩城英夫]


協同(社会心理学)
きょうどう

競争

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普及版 字通 「協同」の読み・字形・画数・意味

【協同】きようどう

一致する。

字通「協」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の協同の言及

【生物群集】より

…この点で生物間の関係は,少なくとも時間をかなり長くとってみれば,結果として相互扶助的なものであるといってよい。すなわち群集は,全体として見れば,協同的ないし共生的なものなのである。
[食うものと食われるもの]
 生物と生物との間に見られるもっとも基本的で具体的な関係として,まず食うものと食われるものの関係を取り上げよう。…

※「協同」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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