アマツバメ目(読み)あまつばめもく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アマツバメ目」の意味・わかりやすい解説

アマツバメ目
あまつばめもく

鳥綱の1目。この目Apodiformesは、アマツバメ亜目Apodiとハチドリ亜目Trochiliよりなり、前者にはアマツバメ科Apodidaeとカンムリアマツバメ科Hemiprocnidaeが、後者にはハチドリ科Trochilidaeが含まれる。アマツバメ亜目は空中生活に高度に適応した鳥で、極地や砂漠などを除くほぼ全世界に分布する。ハチドリ亜目は花蜜(みつ)や花に集まる微小な昆虫主食とし、アメリカ大陸の特産。アマツバメとハチドリは外形態が一見非常に異なるが、ハチドリも飛びながら花蜜を吸うなど、特殊な飛翔(ひしょう)能力をもつ。両者に共通の特徴として、上膊(じょうはく)骨が非常に短く、足も短く、胸骨の竜骨突起はよく発達しているなどの飛翔適応がある。

[森岡弘之]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「アマツバメ目」の解説

アマツバメ目

鳥綱の目。アマツバメ亜目・ハチドリ亜目・ズクヨタカ亜目を含む。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む