アメンエムヘト3世(読み)アメンエムヘトさんせい(その他表記)Amenemhet III; Ammenemēs III

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アメンエムヘト3世」の意味・わかりやすい解説

アメンエムヘト3世
アメンエムヘトさんせい
Amenemhet III; Ammenemēs III

古代エジプト第 12王朝6代目の王 (在位前 1842~1797) 。ギリシア名アメネメス3世。ファイユーム盆地のモエリス湖をナイル川からの水流を調節して干拓,さらに運河を掘って湖の水を灌漑に用い,農業生産力を著しく高めた。またシナイの銅の産出量もかつてないほど高まり,エジプト,ヌビア各地の石材搬出の形跡は,彼の建築事業の規模を物語る。内政外交ともによく治め,南はナイル第3急流から北はレバノンまで支配力を及ぼし,エジプト中王国 (第 11,12王朝) の黄金時代を築いた。ハワラに造営した彼のピラミッドの葬祭殿は古代ギリシアの歴史家ヘロドトスから「ラビュリントス (迷宮殿) 」と呼ばれ,大規模で複雑な建造物として著名。

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