あらつ

精選版 日本国語大辞典 「あらつ」の意味・読み・例文・類語

あら・つ

  1. 〘 他動詞 タ行四段活用 〙 語義未詳。動詞「あらく(散)」に対する他動詞ともいう。「粗い状態にする」というところから、引き離すの意になったものかといわれる。
    1. [初出の実例]「誰(た)か た去れ阿羅智(アラチ)吉備(きび)なる妹(いも)を」(出典日本書紀(720)応神二二年四月・歌謡)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android