デジタル大辞泉 「あらばこそ」の意味・読み・例文・類語 あらば‐こそ [連語]1 (助詞「も」に付いて)あろうはずはない。まったくない。「遠慮会釈もあらばこそ、ずかずかと部屋に上がりこんできた」2 もし…であるなら…であろうが、実際はそうではないから、の意を表す。「天地あめつちの神なきものに―我あが思ふ妹に逢はず死にせめ」〈万・三七四〇〉[補説]1は、次に反対の内容を表す文がくる。「ない」よりも強い否定を表す。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例