遠慮会釈(読み)えんりょえしゃく

精選版 日本国語大辞典 「遠慮会釈」の意味・読み・例文・類語

えんりょ‐えしゃく ヱンリョヱシャク【遠慮会釈】

〘名〙 慎みや礼儀
談義本・当風辻談義(1753)五「邪見放逸の提婆じゃもの、遠慮会釈(ヱンリョヱシャク)もあらばこそ」

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四字熟語を知る辞典 「遠慮会釈」の解説

遠慮会釈

慎みや礼儀。

[使用例] 生命の真中心へ、遠慮会釈もなく、ズバリと切りさげた侮蔑のひと太刀だったのだからたまらない[里見弴*今年竹|1919~27]

[使用例] そして辞儀もなく、お茶を置くと、安太の顔を見ながら、遠慮会釈のない、人なげな大きな声でいう[椎名麟三*永遠なる序章|1948]

[解説] 「遠慮会釈もない」の形で、他に対して、控え目にすることも、手加減することもないことを表します。

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