最新 地学事典 「アラビア-ヌビア楯状地」の解説
アラビア━ヌビアたてじょうち
アラビア-ヌビア楯状地
Arabian-Nubian shield
紅海を挟む,アラビアおよびヌビア(エジプトからエチオピア)にかけて分布する,8〜7億年前の新原生代の火山岩・堆積岩からなる楯状地。エジプト北東部は東砂漠地域と呼ばれ,7億年前の島弧起源の火山岩類と鉄鉱層および花崗岩ドームや変成岩類が分布。6.3億年前に北東─南西方向のNajd広域横ずれ断層運動が起こり,表層には陸成のHammamat堆積盆が形成される。これは,東西ゴンドワナ大陸が衝突する東アフリカ造山運動(6.3〜5.5億年前)時,モザンビーク海が南から閉じていくときに北方に押し出された影響である。紅海のリフティングは漸新世から始まり,鮮新世で海水が入る。
執筆者:清川 昌一
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

