ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アリカメドゥ遺跡」の意味・わかりやすい解説 アリカメドゥ遺跡アリカメドゥいせきAlikhamedu 南インドのポンディシェリーの南方にある古代海港遺跡。 1945年 M.ホイーラーの調査により,前1世紀末から2世紀末頃までローマ人の居留地として使われたことがわかった。住宅,倉庫,染物工場跡などがあり,ローマ領でつくられたアンフォラ土器,アレタイン陶器,回転文土器,ローマン・ガラスなどが現地の赤色黒縁土器などとともに出土しており,当時の交易状況がわかる。なおこの地は『エリュトラー海案内記』中に「ポドゥケー」の名で紹介されている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by