ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アルタイ共和国」の意味・わかりやすい解説 アルタイ〔共和国〕アルタイAltai ロシア中部,西シベリア南部の共和国。1922~48年オイロート Oirot,1948~91年ゴルノアルタイ Gorno-Altai。アルタイ地方南東部に接する。首都ゴルノアルタイスク。南にカザフスタン,中国,モンゴルと国境を接する。チュルク語系民族のアルタイ人の国で,1922年アルタイ州に属する自治州として設立され,1991年共和国となった。アルタイ人のほか,住民の約 3分の2はロシア人である。アルタイ山地にある山国で,大部分がオビ川源流のカトゥン川とビーヤ川の流域に属する。経済の主体は農・畜産業で,河谷や山間盆地で穀物や野菜の栽培が行なわれるほか,ウシ,ヒツジ,ヤギ,ウマ,ヤクが飼育され,狩猟(リス)も盛ん。工業部門では農産物加工,木材加工,電気器具製造などが行なわれる。主要交通路はビースクからゴルノアルタイスクを経て,チューヤ川に沿ってモンゴルにいたるハイウェーである。山国であるため,チェマルなど観光保養地が多い。面積 9万2600km2。人口 20万4474(2006推計)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by