アルトパラナ県(読み)アルトパラナ(その他表記)Alto Paraná

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アルトパラナ県」の意味・わかりやすい解説

アルトパラナ〔県〕
アルトパラナ
Alto Paraná

パラグアイ東部地方 (パラグアイ川以東) 東部の県。県都プレシデンテストロエスネル。東はパラナ川をへだててブラジルアルゼンチンに相対する。ブラジル高原の西縁にあたる丘陵地帯にあり,地形は東流して同川に注ぐ多数の支流によって開析されている。住民にはヨーロッパなどからの移住者が多く,1960年日本人の集団移住地も建設された。主産業は林業マテ茶 (パラグアイ茶) 栽培,牧畜。首都アスンシオンから東に延びる幹線道路が県中央部を横断,パラナ川にのぞむ県都と対岸フォスドイグアスを結ぶスパン長約 500mの国際橋を経てブラジルに通じる。 1973年,それまでの同県の北4分の1がカネンディユ県として分離された。面積1万 4895km2。人口 37万 3300 (1990推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む