横断（読み）オウダン

デジタル大辞泉

おう‐だん〔ワウ‐〕【横断】

［名］(スル)
１ 横に断ち切ること。⇔縦断。
２ 横切ること。「道路を横断する」
３ 大陸や大洋を東西の方向に通り過ぎていくこと。「アメリカ大陸を横断する」⇔縦断。
４ 異なる分野・種類などを超えてつながること。「省庁横断で取り組む」→横断的
[類語]断裁・裁断・分断・寸断・両断・切断・縦断

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

おう‐だんワウ‥【横断】

1. 〘 名詞 〙
2. ① 横にたち切ること。平行方向に区切ること。⇔縦断。
   1. [初出の実例]「蓋し此星は〈略〉数条の黒帯、相平行し以て其星面を横断するか如きを見る」(出典：改正増補物理階梯（1876）〈片山淳吉〉下)
   2. [その他の文献]〔魏志‐公孫瓚伝〕
3. ② 道路や敷地などを、一方の側から向かいの側へまっすぐに行くこと。また、ある地域や海域を東西の方向に通ってゆくこと。⇔縦断。
   1. [初出の実例]「波寧(パルネス)と云へる河は〈略〉阿善の都に至るの街道を横断せるものにて」(出典：経国美談（1883‐84）〈矢野龍渓〉前)
   2. [その他の文献]〔李白‐剣閣賦〕

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【横断】おう（わう）だん

よこぎる。唐・李白〔剣閣の賦〕咸陽の南、直ちにむこと五千里、雲峯の崔嵬(さいくわい)たるを見る。に劍閣の斷するり、天に倚(よ)りて中ごろ開く。

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出典　平凡社「普及版 字通」

デジタル大辞泉プラス

横断

英国の作家ディック・フランシスのミステリー（1988）。原題《The Edge》。競馬界を舞台にしたシリーズの第27作。

出典　小学館