現代外国人名録2016 「アルベールメンミ」の解説
アルベール メンミ
Albert Memmi
- 職業・肩書
- 作家,評論家 パリ第10大学名誉教授
- 国籍
- フランス
- 生年月日
- 1920年12月15日
- 出生地
- チュニジア・チュニス
- 専門
- 社会心理学
- 学歴
- アルジェ大学,パリ大学卒
- 経歴
- ユダヤ人の馬具職人である父と、ベルベル人の母の間に生まれ、フランス植民地下のアラブで青少年時代を送る。大学で哲学を修め、教授資格を取得し、チュニスの心理学研究所の所長となる。1959年パリの国立科学研究センターに移り、のちパリ第10大学で社会心理学を講じた。’53年原体験による「Lastatue de sel(塩の柱)」を上梓、作家としてデビューした。小説「アガール」(’55年)「さそり」(’69年)や「あるユダヤ人の肖像」(2巻,’62年,’66年)「支配された人間」(’68年)。評論に「人種差別」(’82年)、「脱植民地国家の現在―ムスリム・アラブ圏を中心に」(2004年)などがあり、マグレブ文学を代表する作家。フランスに帰化している。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報