改訂新版 世界大百科事典 「アレクサンドルーポリス」の意味・わかりやすい解説 アレクサンドルーポリスAlexandroúpolis ギリシア北東部,トルコとの国境に近い町。人口3万4535(1981)。テッサロニキ~イスタンブール間の鉄道の駅,空港,小さな人工の港がある。現在の名称は1911年以来のもので,トルコ領時代にはデデアガチDedéagachと呼ばれた。近くにローマ帝国の宿駅トラヤノポリスの跡がある。また〈勝利の女神(ニケ)〉像の出土で有名なサモトラケ島はこの町の沖合30kmで,便船の連絡がある。執筆者:池澤 夏樹 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by