20世紀西洋人名事典 の解説
アレクサーンドル トワルドーフスキー
Aleksandr Trifonovich Tvardovskii
1910.6.21 - 1971.12.28
ソ連の詩人,編集者,社会活動家。
スモレンスク州ザゴーリエ生まれ。
地方新聞の編集に携わった後、執筆活動に入り1931年農業集団化時代をテーマとした叙事詩「社会主義への道」を、続いて’36年に「ムラヴィヤ国」を発表し、’41年にスターリン賞を受賞。第二次世界大戦での軍事通信員としての体験に基づく連作叙事詩「ワシーリー・チョールキン」(’41〜45年)は圧倒的な人気を博した。’50〜70年まで文芸誌「新世界」の編集長として反スターリン主義の路線を推進した。作品はほかにレーニン賞受賞の哲学的叙事詩「遠い、遠いかなた」(’50〜60年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報