あれよ(読み)アレヨ

デジタル大辞泉 「あれよ」の意味・読み・例文・類語

あれ‐よ

[感]驚きうろたえたときに発する語。
そばを探れどもおはせざりければ―あれとぞあきれける」〈平家・九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「あれよ」の意味・読み・例文・類語

あれ‐よ

  1. 〘 感動詞 〙
  2. 意外なことが起こって驚いた時などに発することば。あれよあれよ。あれ。
    1. [初出の実例]「めのとの女房打おどろき〈略〉あれよあれとぞあきれける」(出典:高野本平家(13C前)九)
  3. 人を呼び求める時に発することば。あれよあれよ。
    1. [初出の実例]「アレヨウ(引)、だれぞ来(き)てお呉(くん)なさいましヨウ(引)」(出典人情本春色梅児誉美(1832‐33)初)

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