あわのえしだ

精選版 日本国語大辞典 「あわのえしだ」の意味・読み・例文・類語

あわ‐のえ‐しだあはのへ‥

  1. 〘 連語 〙 ( 「あはのへ」は動詞「あふ(会)」の未然形に上代東国方言の打消の助動詞「なふ」の連体形「なへ」の変化した「のへ」が付いたもの。「しだ」は時の意 ) 会わない時。会わないでいる時。⇔あおしだ
    1. [初出の実例]「遠しとふ故奈の白嶺(しらね)にあほしだも安波乃敝思太(アハノヘシダ)も汝(な)にこそ寄され」(出典万葉集(8C後)一四・三四七八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android