アンガウル島(読み)アンガウルトウ

デジタル大辞泉 「アンガウル島」の意味・読み・例文・類語

アンガウル‐とう〔‐タウ〕【アンガウル島】

Angaur》パラオ南部の島。パラオ諸島南端、コロール島南西約60キロメートルに位置する。東西約3キロメートル、南北約4キロメートルの隆起サンゴ礁の島で、かつてリン鉱石を産した。太平洋戦争激戦地として知られ、戦跡や慰霊碑がある。

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精選版 日本国語大辞典 「アンガウル島」の意味・読み・例文・類語

アンガウル‐とう‥タウ【アンガウル島】

  1. ( アンガウルはAngaur ) 太平洋西部、パラオ共和国パラオ諸島最南のサンゴ島燐鉱石を多く産出する。

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改訂新版 世界大百科事典 「アンガウル島」の意味・わかりやすい解説

アンガウル[島]
Angaur Island

西太平洋,パラオ諸島南端に位置する隆起珊瑚礁の島。面積8km2,人口約300。1909年ドイツがリン鉱採掘を開始し,日本の委任統治時代には南洋庁,後に南洋拓殖株式会社によってリン鉱採掘が行われた。現在は閉山している。太平洋戦争の激戦地で,1944年9月17日米軍上陸,約1ヵ月に及ぶ死闘の後,日本軍歩兵第59連隊の守備隊1250名全員が戦死した(米軍の戦傷者1619名)。
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