アンドロギュノス

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「アンドロギュノス」の意味・読み・例文・類語

アンドロギュノス

  1. 〘 名詞 〙 ( [ギリシア語] androgynos 「ふたなり」の意 )[ 異表記 ] アンドロギュヌス 両性具有。古代ギリシアの哲学者プラトンの「饗宴」で、人間祖先の形とされる、男女一体となった球形の姿。神の怒りに触れて二分されて以来、男女は互いに求めあうようになったとするもの。アンドロジナス。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のアンドロギュノスの言及

【両性具有】より

…一般に,男女両性を兼ねそなえた存在のことをいい,ギリシア語ではアンドロギュノスandrogynos。これに関して最もよく知られる物語は,プラトンの《饗宴(シュンポシオン)》に登場するアリストファネスの演説であろう。…

※「アンドロギュノス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android