367日誕生日大事典 「アンラドクリフ」の解説
アン ラドクリフ
イギリスの女流小説家
1823年没
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
…とくに,この世紀半ばからイギリスで大流行をみた,いわゆる〈ゴシック・ロマンス〉のかなり多くのものは,前述した歴史小説の特徴を,完全にとはいわぬまでも,かなりの程度までそなえている。しかし,ここでは作者の想像力の働きがあまりにも自由すぎて,歴史的事実が影のうすいものとされているので,アン・ラドクリフ夫人の《ガストン・ド・ブロンドビル》(出版は作者死後の1826年だが,執筆は1802年ころ)を例外として,歴史小説とは呼びにくい。 ゴシック・ロマンスからそのロマンス的要素を受け継いだスコットランドの文豪W.スコットこそ,量質ともに真の意味での歴史小説の大成者といえよう。…
※「アンラドクリフ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」